気だるい声が心地良い。トバゴ出身アーティスト、Tabancaの魅力。

　今回ご紹介するアーティストはTabanca(タバンカ）。カリブ海にある小さな島、トリニダード・トバゴ出身で現在、イギリスで活動している女性アーティストTabanca。
日本では勿論、イギリスでもまだまだ無名な彼女の魅力に迫ります。

　彼女を有名にした曲といえば、2017年2月に発表されたこのinstincs。

　本能というタイトルをつけたこの曲は病んでいる自分の欲望、本能とそれを恥とする理性との戦いを書いています。イントロからくる重く気だるい音、彼女の声、歌詞が合間ってとても魅力的な一曲に仕上がっています。

　彼女のTabancaという名前はトリニ語が由来。意味はとても複雑で、”情事が終わった時に感じる孤独な気持ち”や、”恋愛関係が終わった時の傷み”とのこと。実際、彼女の作り出す曲はまさにTabancaです。

　そんな彼女が先日、2019年１月２５日にEP　MOONを発表。アルバムタイトルであるMOONをはじめとした３曲で構成されています。先ほどのinstincsとは打って変わって明るくPOPな曲調となっており、万人受けしやすい曲となっています。

　日本ではまだまだメジャーではないTabanca。この記事を機会にぜひ、彼女の作る世界に酔いしれて見てください。

apple Musicでは、彼女の楽曲２２曲が配信されています。